密かに人気の引き戸
お洒落な開き戸もいいですが、実は今、密かに人気なのが引き戸です。一昔前は引き戸は昔の家というイメージでしたが、今、実は引き戸の良さが見直されています。また、バリアフリー対応には欠かせないアイテムとなっています。
引き戸には大きく3つの種類があります。
①方引き戸(一枚の扉をスライドさせるタイプ)
②引き違い戸(二枚の扉を左右から開けてスライドができるタイプ)
③両引き戸(中央から左右にスライドさせるタイプ)
密かに人気の引き戸。でももちろん、引き戸にもメリットとデメリットがあります。
今回は引き戸のメリットとデメリットをご紹介したいと思います。
引き戸のメリット
・デットスペースがない
開き戸の場合は前後に開くので、廊下に人が通る時やドアが開く部分に物を置くとドアが開けられなくなりますが、引き戸の場合は、廊下に人がいても開ける際にぶつかることはありません。気にせずに開閉ができますし、なんといっても小スペースでできるのがポイントです。
・開口部が広い
開き戸の場合は蝶番といって、ドアの開け閉め部分がどうしても出っ張ってしまうのですが、
引き戸の場合は、開口部が広いので大きい荷物を持っての出入りがラク。車いすも入りやすいのが特徴です。
・バリアフリーと安全性
開き戸は高齢者や車いすの方は、バランスを崩しやすくなってしまうことが多いのですが、引き戸の場合は、自分が動かずにドアを簡単に開けることができます。なので病院の病室のドアは大抵引き戸になっているのはそういう理由からです。特に毎日の出入りが多い、リビング・トイレ・浴室は引き戸がおススメ。あと、小さいお子様も引き戸の方が指を挟まれる心配がないのでお勧めです
引き戸のデメリット
・気密性が低い
引き戸は健具枠の戸の間や扉通しが接している部分に隙間ができてしまうので、開き戸に比べ
気密性が低くなります。そのため、隙間風が気になる、外気の影響も受けてしまうので冷暖房の効果が開き戸に比べ低下します。そして、音漏れも多少あったります。ドアをしっかり閉めていても防音性・遮音性は開き戸に比べると少し劣ります。ただ、対策グッズもあるのでそこまで神経質にならなくても大丈夫です。
・初期費用が高い
開き戸に比べて少し高めです。引き戸は枠やレールなどの材料が必要になるので、開き戸よりも価格が多少アップします。価格で不安な方は、全てのドアを引き戸にするのではなく、便利なところだけを引き戸にすることがおススメです。毎日出入りをする場所や荷物を持っていくことが多い場所、リビング・浴室・トイレ、クローゼット、シューズクリークなどは引き戸にすると生活しやすいです。
・扉の引き込みスペースが必要
引き戸の場合は、開口部は広くなりますが、扉を引き込む部分が必要になってきます。そこで問題になってくるのが耐震です。作ることで耐力壁にならないというのがあります。ですので、きちんと耐震等級が取れているのか、構造計算上に問題がないのか、そのあたりは入念な打ち合わせが必要になります。
どうしても構造計算上難しいという場合は、解決策があるのでご安心ください。
その場合は、アウトセット引き戸にしましょう。後から壁に取り付け可能な引き戸です。
そうすれば、柱の位置や壁も耐力壁にできます。
・レールの掃除
一般的に引き戸は床部分に溝があることが多い。どうしても日々の開け閉めでゴミが溜まっていまうのでその掃除の手間はちょっと増えてしまいます。しかし、これも対策はあります。
掃除が面倒だな~という方は、上吊り式の引き戸があります。レールは上部のみなので床の掃除はラク!床にレールがないことでつまづく心配もありませんのでお勧めです。
価格・気密性・生活のしやすさなど、一部を引き戸にするなど、そのご家庭にとって一番いい形でドアの作りを考えてみるといいかと思います。
キズナヤでは、長く居心地よい家を軸にしていますので、部分によっては引き戸を勧めさせていただいていますが、もちろん皆さまもご要望に合わせて作らせていただいています。
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キズナヤ 和田工務店
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